『Principles of Behavior(第8版)』日本語版
行動分析学を学ぶすべての人へ。
リチャード・マロット博士の代表作が、ついに日本語に。

世界中で読み継がれてきた行動分析学の名著『Principles of Behavior(PoB)』。
本書は、その初めての日本語版です。
PoBは、Richard W. MalottとDon L. Whaleyによる
『Elementary Principles of Behavior(1971)』をもとに
改訂を重ねてきましたが、日本語の原書翻訳はこれまで存在しませんでした¹。
翻訳のきっかけは、恩師リチャード・マロット博士から
「第8版を日本語にしないか」と声をかけていただいたことでした。
私はWestern Michigan University博士課程で
PoBの内容を暗記するほど学習し、
その後はPoBを使って学部生の授業も担当しました。
PoBは私にとって、理論と実践の両方を支える基礎そのものとなりました。
マロット先生の語り口やユーモアをどう日本語で再現し、
内容をどのように正確に伝えるかに苦心しながら、
松岡弘修先生(直方中村病院)、岡嶋裕史教授(中央大学)の協力を得て、
4年にわたり翻訳と校正を重ねました。
PoBは、大学教育やこれから行動分析学を学ぶ読者を想定して書かれています。
難解な専門書とも、簡略化された入門書とも異なり、
豊富な事例を交えながら、行動の基礎原理・理論・研究を
体系的に学べる構成になっています。
ぜひ、大学や実践現場での教育・指導などにご活用ください。
本書を通じて、行動分析学を単なる「手続き」ではなく、
体系的に理解し、支援を必要とする方々の利益につながる学問として
広がることを願っています。
Save the world with behavior analysis!
(マロット先生と私たちのスローガン)